本校は、昭和61年4月に旧米原町立米原小学校と入江小学校が統合して誕生した小学校で、かつての入江内湖に立地しています。入江内湖は、昭和19年に食糧増産のため、国営事業として干拓が行われ、延べ100万人もの労力を投じて昭和24年に完成しました。そこでは、県内外から多くの学徒も動員されました。学区内には、滋賀県で唯一の新幹線停車駅のJR米原駅があります。近年は、交通の便がよいことから本校の周辺の宅地開発が進み、人口の増加に伴い、児童数も増えてきています。

 また、大切に継承されてきた祭事も多く、伝統文化が息づく地でもあります。毎年10月に開催される米原曳山祭では本校の児童も出演する子供歌舞伎が行われます。5月には、「日本三奇祭」に数えられる筑摩神社の「鍋冠まつり」や磯神社の「武者行列」があり、いずれも大変見応えがあります。

 さらに、歴史的にも滋賀県を代表する縄文遺跡の磯山城遺跡があり、古の人々のくらしに思いを馳せることができます。また、江戸時代、「湖東の聖人」と仰がれた渡邊楠亭(わたなべなんてい)が終生暮らした地でもあり、農耕詩人として働きつつ独力で深い学識を得て子弟を教育されたその業績と人間性は、今もなお学ぶべきことが多い郷土の偉人です。

 このように、地理的にも、歴史的にも、風土的にも恵まれたこの米原小学校で校長を務めることを誇りに思うとともに、その重責をひしひしと感じています。歴代の校長先生をはじめとする教職員のみなさんと地域のみなさんが今日まで築いてこられた伝統と文化を継承しつつ、今日的状況に応じた変革を進めながら進化する学校を目指してまいります。微力ながら精一杯尽力しますので、どうぞご支援をよろしくお願いします。

 【学校教育目標】 『学び合い 認め合い 高め合う子どもの育成』

  スローガン:『学び合い 認め合い 高め合う 米小』

 そもそも学校とは、子どもが他者と関わり合って学ぶことを通して、社会性を身につけていくところだと考えます。ですから「知」「徳」「体」の具現としての「学ぶ」「認める」「高める」について、それぞれに「~(し)合う」としました。

 

  学び合い・・・ゆるやかな協同性に基づいた個の学びを保障すること

  認め合い・・・一人ひとりの権利と自由を相互に承認すること

  高め合い・・・互いに切磋琢磨し、高みをめざすこと

 

 今の子どもたちは、今以上に変化の激しい社会を生きて行くことになるでしょう。そんな未来を生きる力をどの子にも育成するために、知・徳・体のバランスのとれた力を育む学校教育を地域と共に推進してまいります。(詳細は「学校紹介」より「米原小学校グランドデザイン」をご覧ください)

 

                   令和2年4月

                       米原小学校 校長 有川 博延